それから2人でホテルに向かった。 「和也は、どんな人がタイプ?」 「なんで急に。」 「いや、なんとなく。」 俺が不機嫌になると沈黙が続いた。 「特に、ない。」 「え?」 「タイプはない。」 「ふーん。」 着くの案外早かった。 ーーガチャーー 「先にシャワー浴びる?」 「うん。」 俺はすぐに上がりベッドに座った。 「じゃあ入ってくるね、ゆっくりしてて。」 何気に優しい人だな。 俺はなんだか眠くなり横になった。