部屋の中には鷲、蛇、そして貫禄ある虎がいた。 もちろん皆服を着ていたり眼鏡をかけていたり人間のようにしている。 兎は会釈する。 (たぶん偉い人なんだろな…いや、人ではないから偉い動物…?) 「さっき連絡を入れた…こいつです!ニンゲンです!」 「ほんとにニンゲンが…」 ああ、とても気分が悪い。 この鎖はいつ外れるのだろう。