「その10件って、家族とかだけだろ? 友達で唯一番号登録されてるの…俺だけだろうがっっ!!」 「・・・・・。 だから何だよ。」 遼の言葉に眉をしかめると、 「お前…勉強は出来るのに、バカなの?? 女の番号なんて、お母さんしか入ってないんだろ? それを…加藤さんの番号登録する時点で、彼女が特別ってことなんじゃねぇ~の?」 いやいやいや…なんでアイツが特別なんだよ…。 「別に…玲奈も他の奴も一緒だけど?」