水曜日の彼女



友人の結婚式の後から、頻繁に圭佑と連絡を取るようになり、出張で健一が居ない間に少しの時間を見つけて会うようになっていた。



決まって夜…。

朝陽と博斗が寝静まった後。

迎えに来てくれた圭佑の車の中で、ほんの少しの間だけ…。



そのほんの僅かな時間で、愚痴を聞いてもらい、ギュッと抱きしめて貰い、スッキリした気持ちで次の日を過ごせるようになった。



一線は越えていない…。



でも…この圭佑との時間が、その時の私の精神を安定させていたんだと思う。



そんなある日…いつもの様に、朝陽と博斗を寝せて、家を出ようとすると、



「ママ…どこに行くの?」



と後ろから声を掛けられた。


振り返ると目を擦りながら、パジャマ姿の朝陽が立っていた。