健一が嫌なわけじゃない。 お見合い結婚だったけれど…彼の穏やかな人柄に惹かれ、愛情が芽生えてきたのは事実だ。 そして何よりも…私にとって朝陽と博斗はとても大切な宝物。 何に変えてでも…二人を守っていきたいと思っていた。 でも…… 父の命令に逆らえず… 大学卒業と同時に抑え込んだ気持ちは 今……溢れだして… もう自分で止めることが出来なかった。