あと20分で終了のチャイムが鳴る

(少しどうなってるか気になるな…確かめに行くか。)


本当は行きたくないのだろう、からだが重いがしぶしぶ行くことにした


おれらの掃除場所は教室からでてすぐの靴箱


ここはグラウンドから砂がいっぱい上にあげられるからここは特に掃除が大変だ…


みんな真面目に取り組んでいるのに自分は何をしているのだろう

廊下を歩いていると、周りもわかるのだろう


「なにもしてない」ということが

視線が痛い。


はやくいけよ。邪魔。みたいな目で見られた


そんな目をしなくてもとっとといきますよ。



ようやく靴箱にたどり着いた


着いたはいいが…掃除が全然できていない

マットをすべて退けて掃かなければならないのにそれすらできてない


それも当たり前だ。。



あとのおれと同じ班の5人は仲の良さそうな女子…

喋ってホウキを掃いてるフリでしょうか?



一人の女子がおれを見つけると怒った口調で
「どこに行ってたのよ。」


と聞いてきた

『どこってトイレに行って、サボってたんだよ』


「サボってたじゃないわよ、行くなら自分のノルマくらいこなしてからいきなさいよっ!!」


(お前も今喋っていたのに…五十歩百歩だろ。)


と言い返しそうになったが言葉を呑んだ



(あと10分だ、もうすぐ帰れる…。)