絆物語~クールな教師(アイツ)と狼少女の恋~

「理由なんてどうでもいい。
お前が生きていてくれたならそれだけでいい」

「テ、テフィオ先生」

シルフィはきっと、耳まで真っ赤になっているだろう。

たまらなく愛しい。

愛しすぎて、涙が出てくるくらいだ。

ずっと伝えたかったことを、テフィオは涙をこぼしながら告げた。

「…お前が好きだ」

すると腕の中のシルフィがそっと、テフィオの背にその手をまわした。

そして小さな声で返してくる。

「あたしも…テフィオ先生が好き」

テフィオは笑った。

泣きながら笑った。

「知ってる」

口づけを交わす二人を、ファイツ、プチが両手(?)で目を覆うようにしながら見ていた。

シャドウは堂々と二人をみつめ、満足げだ。