静けさが戻った教室で、テフィオは壁をドン!と殴りつける。

ファイツは逃げ、シルフィは忌み子として捕まってしまった。

どうすれば、よかったのだろうか。


その時急に世界が暗転した。

太陽が雲に隠れた、といった感じではない。いくら雲に隠れても、こんなに暗くなることはないのだから。

テフィオがぼんやりと空を見上げると、そこには太陽が――

なかった。

黒々とした巨大な影が、太陽を覆い尽くしてしまっていた。

“今こそ立ち上がれ、妖精たちよ――”!!

世界中に広がる妖精王の思念。

それを受け取った妖精たちの大反乱が、幕を開けようとしていた。



ついに、その時がやってきてしまったのだ。

伝説の―滅亡の時が!