アップル・マーマレード










・・・





「何やってんだよ・・?」



「あ、イズミ」



そこにはいつのまにかイズミが立っていて、
寝癖の付いた髪で欠伸をしていた。



「泉!もう、いくつになっても大和ちゃんに起こしてもらって・・」


「いえ、いいんですよ」



私は咄嗟に否定した。

おばさんは頬に手を当て、困り顔だ。



「私も朝ご飯ごちそうになっちゃってるんで・・」



それも、毎回の事だしね・・・・。




「ん。良いって言ってんじゃん。
 大体、こっちは毎朝あんな起こされ方で困ってんだよ」


イズミは肩に掛けてきたスポーツバッグをを床に降ろし、
私の正面に座った。



「イズミ、今日部活だったんだ」


「・・あぁ」



まだ眠そうに欠伸をかみ殺す、イズミに向かって言う。