「__・・お前な、もっとまともに起こせないのかよ!」 「毎朝、起こしに来させる あんたのがまともじゃないと思うけどー」 私は寝起きの彼に対して、おどけたようにそう返した。 「・・・・着替えるから下で待ってろ・・」 流石に勝てないと思ったのか、 頭をかきながら、不機嫌そうにそう言った。 私の幼馴染、瀬田 泉 (せた・いずみ)。 小さい頃から家同士が仲が良くて、 未だに家族ぐるみの付き合い。 まぁ所謂、幼馴染からの親友ってやつだ。