アップル・マーマレード












「大丈夫」。



その言葉を今日一日で、一体何度使ったのだろう。






私は強くない。


でも、きっと特別弱くも無い。




中途半端に止まってたから、
私は大事なものを無くしたんだ。




立ち止る強さと、立ち止まる弱さ。





「・・・・・・」





今まで誰にも打ち明けずに、一人で抱え込んできた。



それでも良いと思ってた。



だって淋しくなかった。イズミが居たから。





でも私は、誰の特別でも無くなっちゃったんだ。




そう思うと、何だか胸がまた泣き出すように痛んだ。