アップル・マーマレード










「そういえばさっきの女子、隣の組だろ?
 彼女とか?」



サトウは良い奴だ、だけど遠慮は無い。


その唐突な、好奇心だけで埋められた問いに恐怖を覚えた。




私は机の下でスカートを握りしめ、生唾を飲んだ。


どことなく、自分の吐息が震えているのが分かった。





だけれど、帰ってきた答えは意外な答えだった。




「・・・違う」



少し頬を染め、イズミは眉を寄せて言った。