アップル・マーマレード









「自由だろ」


不機嫌そうに、イズミがため息を吐いた。



「お前って、意外にロマンティストだったんだ?」


「は、違ぇし」


かわいた声を出して、イズミが不満そうに言う。




私はそれを見て、また笑った。






・・・





胸がまだ痛い。


ズキズキと、今度は焼けるみたいに。




私、失恋しちゃったんだ。




そう思うと悔しくて、どうしようもなく悲しくて。


涙が止まらなかったんだ。