アップル・マーマレード







こういう雰囲気には、
未だに慣れないところがある。



でも、何だか安心できるのだ。


私たちは、ちゃんと友達やれてるんだって。






昔何度か、同級生の女子たちにハブられたことがあった。


理由はもちろん、この目の前のイズミの事だ。



その時、たまに一人で給食を食べることがあったから、
その時の寂しさがいまだに恐い。




・・・





「お前、まだ片桐に起こしてもらってんのかよ・・」


「そうだけど?」


「いい加減、自立しろよな」



いつのまにか話題が切り替わっていて、
そんなやり取りが続いていた。



「別に良いじゃん?
 こいつだって、毎朝、俺の家の朝飯食らってんだからさ」


「う・・・・」


ぎくりとして、身体を縮ませる。




・・だって朝が早いと、誰も起きてないんだもんな。


わざわざ作るの面倒臭いし。

パンも自分で焼くと美味しくないし。




「はぁ・・お前ら本当に仲良いな?」


サトウがため息交じりにそう言った。


イズミがそれに対して首を傾げている。