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「ねーねー、北川くんってかっこよくない?」
隣の席のあゆみちゃんに話しかけられて、はじめて彼の名を知った。
「え、どこ?」
「窓際のいちばん後ろの!
北川夏樹くん!」
あぁ、ミュージシャン野郎か、と心のなかで呟くと同時に、あゆみちゃんが言う。
「昨日の昼休みにバスケしててー。超かっこよくてー!」
北川夏樹は、空を見ながらぼーっとしていた。
ポエマーかと思った。
「ねーねー、北川くんってかっこよくない?」
隣の席のあゆみちゃんに話しかけられて、はじめて彼の名を知った。
「え、どこ?」
「窓際のいちばん後ろの!
北川夏樹くん!」
あぁ、ミュージシャン野郎か、と心のなかで呟くと同時に、あゆみちゃんが言う。
「昨日の昼休みにバスケしててー。超かっこよくてー!」
北川夏樹は、空を見ながらぼーっとしていた。
ポエマーかと思った。


