「最低。死んで。謝って。苦しんで。消えて。」



 やめて。

 もう、やめて。


 お願いだから。




「なつ、き……」


 耳を、塞いだ。

 目も、閉じた。


 なのに、何故消えない?



 あたしは、あたしは……っ



















「やめてっ!!」


 ガバッと布団から飛び起きた。


 はぁはぁと肩が揺れる。

 背中は冷や汗でびっしょりだ。



「ゆ、め……?」


 伸ばしていた手をゆっくりと降ろした。