だから、
何度泣こうとも、
何度後悔しようとも、
何度苦しもうと、
何度謝ろうと、
何度叫ぼうと、
何度貴方を想っても。
あたしが許されることはない。
苦しみが消えることはない。
でも、でも。
それでも、何度でも言わせて。
本当に、
「ごめんなさい……」
「誰に謝ってんだよ」
先生はそう軽く笑った。
きっと、彼なりの気の遣い方だろう。
「先生だよ」
あたしも、ほんの少しだけ笑った。
小さな、小さな、嘘。
ああ、なんだか眠くなってきちゃった。
少しずつ、意識が遠のいていく。
ああ、ダメだなぁ、あたし。
迷惑、かけちゃ……
「……違うだろ、ばーか」


