午前3時、先生のカオ。





 だから、

 何度泣こうとも、

 何度後悔しようとも、

 何度苦しもうと、

 何度謝ろうと、

 何度叫ぼうと、


 何度貴方を想っても。



 あたしが許されることはない。

 苦しみが消えることはない。


 でも、でも。


 それでも、何度でも言わせて。


 本当に、

「ごめんなさい……」



「誰に謝ってんだよ」


 先生はそう軽く笑った。

 きっと、彼なりの気の遣い方だろう。



「先生だよ」


 あたしも、ほんの少しだけ笑った。

 小さな、小さな、嘘。



 ああ、なんだか眠くなってきちゃった。


 少しずつ、意識が遠のいていく。

 ああ、ダメだなぁ、あたし。

 迷惑、かけちゃ……





「……違うだろ、ばーか」