午前3時、先生のカオ。










 千夏、信じているよ。

 貴方は、あたしの親友だから。



 宮城先生のことも、信じているから。

 先生は、そんな人じゃないでしょう?


 だってさ、もし宮城先生が千夏と特別な関係だったら……

 貴方のことを…想っているあたしは、生徒じゃなくても相手にしてもらえないってことになる。


 完全な負け組になんて、なりたくないから。

 まだ、生徒という立場のせいにしていたいから。




 悲しくて、辛くて、苦しくて。


 なんとも言えないような感情が複雑に交差する。




 だけど、きっと大丈夫。

 全て、あたしの思い違いのはず……



 恐くていつの間にか俯いていた頭を、ゆっくりと上げる。




 ………あたしは、目の前に広がる光景に、息を呑んだ。













 そこには。