だけどいつからかそれは、嫉妬へと変わって行って。
夏希はきっと、あの頃のままの気持ちを今も持っていたんだ。
……なのに、あたしは。
嫉妬にまみれ、狂って。
最低、だ。
今更後悔したって、仕方ない。
もう、夏希は戻っては来ない。
そんな記憶を思い出した時、胸が苦しくなった。
なんでもっと早く気付けなかったんだろう。
こんな、大切な気持ちに。
誰よりも、何よりも大切だったのに。
『夏希なんていなければよかった!死んでよっ!!あんたなんて死ねばいいのよ!』
なんで、あんなこと言ったんだろう。
「なつ、きっ……」
そう、小さい声で呟いた。
周りの人たちはみんな泣いていた。
だけど、あたしは泣かなかった。
死んだという事実を受け入れていない?
ショックを受け過ぎた?
違う。
あたしには、泣いて悲しむ権利がないからだ。


