私たちは、ポテトのお店に行くために歩き始めた。
「…ん」
「え?」
何で手を出してるんだろ。
「手……かせよ」
えっ……?
それってもしかして……
あわあわと動揺していると、
「ほら…」
ぐいっと私の手を引いて、けいと手を繋ぐかたちになった。
いわゆる恋人繋ぎというものですね(笑)
ど、どうしよう……
私、嬉しすぎて泣きそう……
チラッとけいの顔を見てみると、
耳まで真っ赤にさせていた。
照れてるのかな……?
自分からやっといて照れてるとか可愛い。
そんなけいを見て、私まで恥ずかしくて顔を真っ赤にさせた。
でも、この時間がずっと一生続けばいいのにな……。


