「や、やっぱりけい!!?」
「うん、久しぶりだねはるな」
そうだよ、
この声…
この雰囲気…
絶対けいだ!
「3年ぶりだね」
「うん!そうだね!」
やっと……やっと会えたんだ……。
3年間ずっと探してた人にやっと会えたんだ…。
私は、嬉しくてか目からポロポロと涙が流れてきた。
「えっ、ちょっ!はるな!?」
「…へ?あ!ごめんごめん!何でだろなんか突然……」
何度涙を拭っても涙は止まることなく流れ続けた。
「へへっ、おかしいなぁ……なんか止まんないや」
私は、一生懸命笑顔を作って言った。
「……ちょっとおいで」
「………へ?」
けいは、私の手を掴んで屋台とは少し離れたところに連れて来た。
また、あの場所だ……。


