「信璃~!!」
信璃は公園の入り口で待っていた。
浴衣を着た、美人な女の子と一緒に。
「よ!」
信璃が笑顔で手を振った。
「あっ・・・絵里!?」
「こんばんわ~未羅♪」
信璃の隣にいたの、は学年で一番美人と言われる平野絵里。
中学校からの友達。
美人だし、雑誌のモデルのようなスタイル。
たしか、モデルやらない?ってスカウトされたことあるんだっけ。
本当に誰が見ても美人って思う人。
「信璃、絵里が信璃の彼女?」
「ん・・まぁな」
「最近付き合い始めたんだ~」
「そっか!よかったね♪」
“ズキッ”
心が痛んだ気がした。
