猫の女の子



そういう風に聞こえた。

聞きたくなくても、私がわかっちゃったんだ。




こうちゃんにとって、私は邪魔。




こうちゃんの目の前から居なくなることが恩返し。





「どうせ、好きなんでしょう康介のことが。」


「こうちゃんのこと………好き」


「こ、こうちゃん?馴れ馴れしく呼ばないで!」

「こうちゃんって呼ぶと、いつも照れるこうちゃんが好き」