猫の女の子



だいぶ日が暮れてきた。

もう少し、歩いていたかったけどなぁ……



「それでねっ、ここにちっさいトンネルとかあるの~」

「ははっ知らないことすげー知ってるな!……あーそろそろ暗いし帰るか!」


「もう一つ!行きたいところあるんだ!」


こうちゃんの手をギュッと握った。




ギュッ






握り返してくれる。

ありがとう、こうちゃん。