仲良し8人組




隣にいる亮介の顔を見て、口をついて出た言葉。



「夢って、亮介の事。……好きだったんだ」



それに苦笑して「あー、みたいだな」と答える亮介を見ていると、余計に追及したくなってしまう。



「もう何回か告白されてる?」


「あー、だな」


「いつ告白されたの?」



矢継ぎ早なひなからの質問に亮介が唇を尖らせて、


「それ聞く?」


と逆に聞いてくる。


いつもならここで質問を止めるのだが、今日は止められないらしい。



「ごめん。でも気になる」



真っ直ぐに亮介の目を見据え、ハッキリとそう言うひなを見て亮介が、ハハッと笑い声をあげた。



「ひなのその退かない所、久々に見た」



馬鹿にされてる……。



口をムッとへの字に曲げて不満そうにするひな。



「だって……」



そこから先は続かない。


確かにムキになって聞いているのは間違ってはないからだ。



もう答えは聞けないかも……。



そう思ったのは杞憂に終わった。



「中2の時から毎年言われてる」


「中2!」


「そっ。でも全部断ってんぞ」


「そ、そそそっか」



思い切り吃ってしまったが、そんなひなの様子を気にする事もなく亮介はヘらっと笑っている。


へらへらとしながら頬を緩めているところを見ると、機嫌が良いらしい。



「あ、あのさ、多分今、太一の家に向かってると思うんだけど、次は明の家に行っていいかな?」



話を変える為にひなが口を開いたのだが、確かに今いる場所から一番近いのは明の家だ。