「はいはい。そーだったね。まぁ頑張ってたよ」 「うわっなにその上から目線ー! あっ、叶斗くん最後にあれ乗ってもいいかな?」 「ん?」 聖奈が指差していたのは大きな観覧車。 夜だからライトアップがされている。 まぁカップルの遊園地のラストの定番と言えばこれだろうな。 「いいよ、乗ろうか」 「やった!ありがとう!」 そういって聖奈は笑顔を見せた。 ……でもなんでだろう。 その笑顔がまた酷く切なく見えたんだ… 俺は朝のように聖奈の手を握る力を強め、歩き出した。