「…まずはこの写真、みていただいてもいいですか?」
お医者さんにそう言われ、差し出された写真をみる。
そこにはあたしの体の中の様子が写っていた。
ん?
なんか白く大きなものがある…?
「気づいていただけたでしょうか?
北原さんの胃のところに腫瘍のようなものがあるんです」
お医者さんはあたしがさっき見ていたところを指差した。
「はい…」
「先週、あなたから体調のほうをうかがいましたが、食欲不振、吐き気、黒い便がでた、そして今お見せしました写真からもう病名はわかっています。」
ゴクン…
あたしは次にくる言葉を覚悟し、ツバを飲んだ。

