入ったのは、水族館内にあった、水色のかわいいイタリアンレストランだった。
でも返事したのはいいけど、正直お腹は空いてなかった。
「じゃ、俺はこのホタテといくらのシーフードパスタで。聖奈は?」
「あたしは…このエビのサラダで」
迷った末、なるべく少ないやつにした。
吐いたらやだし!
「以上でよろしいですか?」
店員さんが明るい声で確認する。
「聖奈、それだけで足りんのか?」
「うん、なんか最近お腹すかないんだ」
「そっか、仕方ないな」
心配してくれるなんて優しいな。
でもこんなときにまで心配かけるなんて…
こんな彼女でいいのかな…

