あなたと出会って…

手や服とにかくいろんなところがが血だらけになっている夜桜さんとその周りで血だらけになっている男の人達がいた。

きっとこれを見て怖かったのだろう。

でもなんで……。

上野さんが言ってた話だと夜桜さんは意味の無い喧嘩はしなくて、喧嘩をやったとしても血だらけにするほどではないと話してたような気がする。

あっ!わかった気がする。

“パトロールの時はな”

では今日はパトロールではなかったという答えになる。

夜桜さんは倒れている男の人達にナイフを向け笑った。

ズキッ。やばい頭が痛い。

本当にあなたは夜桜さんですか?

もうここにいたらこの子達に悪いそう思い

「もう家帰ろ」

ただうつむくだけだった。

振り向いて帰ろうとしたら……

「………っ………」

「どうしだの?ねぇちゃん。」

公園の入り口付近で止まっている車の中で世界で一番見たくなかった人、
で一番殺したい人が。

私のママ、パパを殺した人だった。

その人は夜桜さんの様子を見ているのか視線は公園の中。

そしてニヤリ。

あの時と同じ顔だ。

その隣には……

「……なんでっ……」

今は逮捕されていないはずのあのくそじじいとくそばばあだった。

三人とも笑ってる。

気付かれないうちに帰らなきゃ。


「なっなんでもない!行こっか」

歩き始めたその時。

「あっれー?」

あいつだ!

「こんな所に若葉ちゃん発見~ニヤリ」

若葉とは私。

パトロールし始めたころから言われている。

夜桜さんと若葉ちゃんというコンビだという。

あいつのニヤリを見ると体が震える。

そんな私の姿を見て笑っている。

「そんなに怖がるなよ。あれ?兄弟ですか?本当なら兄弟いないはずなのにニヤリ」

無視しよう。この子達の目の前でこんな事はしたくない。

「あっれー?無視ですか?お前本当に似てるな。あの2人に……特にめ「やめろっ」おっ?やっと答えたか~」

「やめろっ殺した人の名前を軽々と呼ぶな。」

すると私の耳の近くまできて囁いた。

「ボソッ君は面白いね。でもこれ以上反抗したらどうしようかな~?ねぇ?ど・う・し・た・い?考えとくからそれなりに態度とってねニヤリ」

車の方に戻っていった。

なにも無かったように話し掛ける。

「ごめん。帰ろ~もう遅いしね。」

この子達はどう思ったか分からなかったけれどコクンと頷くだけだった。