雨のち晴れ



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久々に朝からパンケーキを焼いた。
部屋には、ほんのり甘い匂いとコーヒーの香りがする。

朝晩の暑さも和らぎ、少しだけ過ごしやすい季節になった。

おとといの台風も無事に去り、ここ最近はずっと不安定な天気が続いていたが、今日は久々にいい天気だった。

時刻は11時。

日曜日の朝のゆるい情報バラエティー番組を見ながら、朝兼お昼ごはんを食べる。

「……。」

昨日はずっと1日考えていた。
これからのこと———正樹のことを。

絵里の言葉が何度も頭の中を巡った。

そして、私が出した答えは、やっぱり直接会いに行くというものだった。

電話はなんとなく気が控えたのだ、正樹から何も連絡が無いのに、私が電話するだなんて。

なんだか、気にしているみたいで馬鹿馬鹿しい。

直接会いに行くにしても、別に会えないならそれはそれでいいのだ。

ただ、正樹に会えなかったら、このまま私はもう何もしない。

もしかしたら、これは正樹がもう私と関わりたくないというサインなのかもしれない。

だから、今日のこの一回だけに賭けてみようと思う。

「はぁ…」

本当は怖かった。
現実に目を向けることがとても怖い。

それでも、もう前に進まなくちゃ。

私はグレーは嫌い、いつだって白黒ハッキリさせてきた。

自分の人生だもんね、切り開かなきゃ。

でも、正樹のこと信じたい———