「ん…」
次の日の朝、私は気だるい身体と、重たい頭を起こす。
「さむ…」
ストーブとテレビを付ける。
そしてチョッキを羽織り、キッチンへ向かいお湯を沸かす。
ポットのお湯ではなく、熱々に沸騰したお湯でコーヒーを飲みたかった。
冷たい水で顔を洗う、凍えるほど冷たかったが、さっぱりとした。
「今日はイブイブの日!街にいるカップルたちに今日の予定を聞いてみたいと思います!」
テレビからキンキンとした明るいアナウンサーの声。
イブイブだって。じゃあ昨日はイブイブイブだね。
「あほくさ…」
私は鼻で笑って、朝食の準備をした。
今朝は食欲がいつにも増してあるみたい。
外から明るい日差しが部屋に差し込む。今日は晴れなのね。
それにしても冬は太陽が本当に近い。
ここのアパートってこんなに日当たりが良いんだと改めて思い知らされた。
分厚い靴下を履く。
私は四季の中で冬が一番好きかもしれない。
確かに外は寒いけれど、このぬくぬくした、暖かい部屋が意外と好きだ。
何より、ホットコーヒーは格段に美味しい。
今日から冬休み。
就活のことも本格的に考えなくてはならない大切な時期。
今日は1日、何をしようか。
ふと、いつになく冷静な自分が怖くなった。

