「ちょ、痛いっ」


腕を振り切ると



「なんで、真面目に学校に来て授業を受けないのか?」



「めんどくさいから。」



そう一言答えてその辺の椅子に座る




「お前、頭いんだから。ちゃんとすれば大学も軽くいける」


2年にもなれば将来のことばかり


「大学とか行きたいとかおもってないし。どうでもいいです。」



「どうでもよくないだろ自分の未来のことだろ」


そういい私の前に立ちはだかる



はぁ、めんどくさいなぁ。


なんで、こんな教師ってうるさいわけ。



なんかすればすぐいろいろ言ってくるし




「それと、もう少しスカートの丈おろしてシャツもちゃんと着なさい。」



「嫌です。それじゃーさよーなら。」



先生に背を向けドアの方に向かうと



「まだ、話は終わってないだろっ」



そう言われてまた腕を掴まれ

グッと後ろに引かれた衝撃で後ろにバランスを崩し倒れるかと思ったら





「あ、.....」




ポスッと先生の胸に私の背中が当たって

危うく転けなくてすんだけど



「大丈夫か?ごめんな。少し強く引っ張りすぎた。」


そういい、その状態のまま

息がかかるほどの距離に先生の顔があった



ドキッ




何考えてんだ私!



「だ、大丈夫です。さようならっ」


降りむきもせずその場を走り去った