遠くから、無機質な音が聞こえる。

そして、愛しい人の声も聞こえる。

目をあけると、白い天井と依夜が見えた。

「瑠愛…!」

「い…よ…?」

「良かった…。目を覚ましてくれて…。」

「ごめんね…?」

ごめんね…依夜。

私、死のうとしてたのに…。

「謝らなくてい…。隣に居てくれるだけで

いいんだ…。」

「うん…!ずっと、隣にいるよ。」

もう、死のうなんて思わないよ…。

「そだ!瑠依は?元気?」

「おぅ!元気で可愛いぞ!笑」

「あ、もうそろそろ授乳の時間かな?」

「だな!」