「お父さん、お母さん…。うん…!!」

「いい子ね…瑠愛。」

そういって久しぶりにお母さんが抱きしめ

てくれた…。とても、暖かかった。

「もう、時間のようだ。」

「もう…?」

「私達は空からずっと見ているからな!!

だから、しっかり生きるんだ!瑠愛!!」

「…っ。うん…!!」

返事をした瞬間に白い光に包まれた。

そのなかで聞こえた最後の言葉。

“瑠愛。大好きだょ。”

そう、笑顔で言ってくれた…。

そして、意識が遠のいていった…。