「ねぇ飛鳥、

あの男の子の

名前知ってる?」

私の言葉に飛鳥は

その男の子の方を向いた途端

目をキラキラさせた。

「あぁっあの人だ!!

新入生1イケメンって

噂の一条望夢くん!!」

「へーっすごい

かっこいいねっ!!」

私はその男の子から

目が離せなくなった。

「桃ーもしかして

一目惚れしちゃった?」

「そんなんじゃないよっ!」

私は飛鳥の言葉に

慌ててその男の子から

目を逸らす。