そう言って、夏希は消えた。

そして、俺は夢から覚めた。


「夏希…祐太んとこに行ったんだな。俺のとこに来ねーで。」

「あぁ。春人、みんなに伝えといてくれよ。」

「任せとけ。なぁ、祐太。夏希、最後は笑ったか?」

「今まで見たことねーくらいな笑顔」

「そっか。」