『おはよ~美妃ちゃんっ、結奈ちゃん、倉田くんっ』
いまはいってきたこの、
いかにもまわりに
お花が舞ってます。ってかんじにほんわかした空気をまとっているこが、
林 ひおり
まぁ、いわゆるマドンナ的存在な訳で……
『おはよう。ひおり』
『おはよ』
自分の席に鞄をかけながら、長い髪を揺らす
『えへへ
今日はとーってもいい日なんだぁ~』
そういいながら、俺たちのところへ歩み寄ってくる
『美空!紫音!おはよ~』
教室の窓側にいたふたりにむかって、ジャンプしながら手をふる林さん。
『おはよー』
『ころばないでよー』
あいかわらず、二人も親が教室にいるみたいだ笑
『ねぇ、倉田くん。バスケ部は朝練かなぁ』
なぜか俺に聞いてくる
『そうじゃないかな?』
『うー……』
頬をぷくっと少し膨らませながらまた美妃たちとはなしはじめる。
