そのときだった
『……っ……』
うっすらとだけど
樹くんがめをあけたんだ。
『っ……樹くん?』
『……ひ…おり?
……桜も……』
ゆ、夢じゃない……ちゃんと……ちゃんと目を覚ました
それからすぐに
日向くんのお父さんに連絡して。
30分ほどでやっと落ち着いた。
『もう、大丈夫。
きっと傷はまだ痛むけど少しずつ動けるようになるからね。』
病室にはわたしたちさんにん。
『……いーくんっ』
『……桜。……っう……』
痛みがひどいはずなのに必死に体を起こしてベッドにもたれかかる。
『おいで……』
そして両手を広げた胸に桜ちゃんを抱き締める
『……っ……うぅ……うわぁぁん(泣)
いーくんっ……』
いままで泣かなかった。
それが一気に溢れだしたみたい。
『ごめんな』
そういいながらやさしく抱き締める樹くん。
そのまま桜ちゃんは泣きつかれて眠ってしまった
そんな桜ちゃんをベッドに寝かせる
