そのまま
日向についていって着いたのは
日向の家だった


『どうして……?』

『ん?
樹の手術、成功祝い』

成功祝い?

『でも……わたし、お母さんにもなにも連絡してないし……』

『あぁ、それなら大丈夫。
とりあえず、早く入ろうぜ

さむいし……』


たしかに……
夜は昼と比べ物にならないくらい冷える

『……じゃあ、少しだけお邪魔します』


すこし遠慮がちにいったわたしに日向は
一瞬小さく笑った


そんなすがたでさへ、絵になっててとてもかっこいい。

『おじゃまします』

『おかえり~』

と、日向のいえからでてきたのは、なんと

『え!
お母さん!!!!どうして??』


『手術が無事に成功したお祝い。
それから、二人より、4人の方が楽しいじゃない』


そういってキッチンの方に消えていく


『な?心配ないっていっただろ?
おれ、荷物、部屋に置きに行くから、結奈のも貸して。』

というと、私の鞄をもって日向は2階へあがっていった。


そんな後ろ姿を見ていると

『ゆーいーなーちゃーんっ』

ぎゅーっ

『きゃっ!!!!
あ、おばさんっ
お邪魔してます』

『いいのいいの!
結奈ちゃんきてくれてすごく嬉しいんだからっ

さっ!!!!いきましょっ』


私は、そのままおばさんと一緒にリビングまで移動した