『結羽!どう??』
『もうすぐだとおもう』
結羽くんが美妃ちゃんにそう返したときだった
カチッ
手術中の赤いランプの光が消えた
ドキドキドキドキドキ
誰1人しゃべんなくて、
まるでこの空間だけが音を失ったかのようだった
ガラッ
扉が開いて、日向のお父さんが出てきた
『みんな、待っててくれたのか』
『……!
父さん、樹の具合どう?』
『樹くんは……』
日向のお父さんは優しい笑みを浮かべて言った
『手術は無事に成功したよ』
一瞬だけ間があった。
『よ……よかった……』
ひおりちゃんが力が抜けたように座り込む
それを始めに
『……よかった……』
『ほんと』
みんなの、緊張がいっきにとけた
『ただ、傷は思ってたより深いから、
しばらくの間は入院だな‼』
ガラガラッ
ストレッチゃーで寝ている樹くんが手術室からでてきた
『!!!!いーくんっ^^
いーくんっ!!!!おーきーてっ』
だけど、目はあかない
『???
いーくん???』
そんな樹くんを不思議そうに見つめてる
『いーくんっ』
『桜ちゃん、いまはお兄ちゃんのこと、寝かせてあげようね』
『……じゃあ、さくらもいーくんと寝んねするっ』
あ……
そうだった
樹くんが入院ってことは、さくらちゃんの面倒見る人がいないんだ
ムゲットの女の人は、
お店があるからどうしても見ててあげられないってさっき電話したときあやまってたし……
