『……んっ……』
そんなとき、ベッドから物音がした
『!!!
桜ちゃん!!』
小さな体には似合わない大きなベッドで
そのきれいな目を少し開けていた。
『……だぁれ……』
『……私たちね、お兄ちゃんのおともだちで『いーくんは……?』
不安そうに揺れる目でこっちをみつめてくる
『……いーくんどこぉ……(泣)』
そして、泣き出してしまった
そりゃそうだ。
見覚えのない部屋で知らない人と。
体も軽傷とはいえけがをしたんだ。
『桜ちゃん……おにぃちゃんね……』
美妃ちゃんがが説明しようとはしてくれるんだけど、
言葉が出てこないみたい。
『……』
なにもできない無力な自分に余計に涙が流れる
『……おねぇちゃん……?』
顔をあげると、桜ちゃんと目があった
『おねぇちゃんも……どこか痛いの?』
『……だ……大丈夫だよ』
『……おねぇちゃん……いーくんの写真のおねぇちゃん……?』
……写真?
