『いつき!!!』
坂のずいぶんしたで倒れている樹くん
暗くてそれ以上はわからないけど
きっと大怪我してる
『結奈!俺見てくるから救急車呼んで叶多達にも連絡しといて!』
『……』
私はまったく反応できなかった
『結奈!』
『……っ……あ、危ないよ……
日向まで怪我しちゃったら……』
『そんなこと言ってられないだろ!?』
『だ……だって……(泣)
そんなの……そんなの』
『……結奈。おれは大丈夫だから、救急車たのんだぞ!』
頭の上にいちど手を置かれた
『……うん……』
その震える手で連絡をする
そしてまもなく
辺りにサイレンが鳴り響いて赤いランプに埋め尽くされた
『病院まで付き添いのかた乗ってください!』
『……わりぃ。
叶多たのんでいいか?』
『あぁ。任せとけ。
……落ち着いたらこいよ。』
『わかった。』
『わ……私も』
そういったのはひおりちゃんだった
『私も……つれてって。叶多くん』
『……わかった。じゃあ乗るぞ! 』
あっという間の出来事だった
だけど。そのサイレンの音はいつまでも耳に残る
