と、その時、
『……グズッ……』
だれかがないてる声がした
『……桜?』
呼び掛けてみると
『……グズッ……いーくん……?
いーくんっ!!!!泣』
『あ!あれ!』
ひおりちゃんの指差した方には桜ちゃんがいた
『……はぁ~
よかった。
桜。ほらこっちおいで』
『……グズッ……いーくんっ』
良かった。
桜ちゃんも無事で。
みんなそろって安心していた。
その時だった
ガサッ!!!!
『っ!桜!!!』
暗くてまわりがみえてなかった。
桜ちゃんのいたすぐとなりが数メートルの急な坂になっていて……
岩もあちこちに出てて。
『いつきくんっ!!!!』
『いつき!!』
足を滑らせた桜ちゃんを守るように抱き抱えて。
二人の姿が消えた。
