『よかったぁ~掃除しといて』

そんなふうにとなりで微笑みながら押し入れからアルバムを出してくる

『掃除なんてしなくてもいっつもこんなかんじだろ?』


『そんなことないよー』


……よしっ


『なぁ結奈。』

『ん?どうしたの?』


『……このまえのさ』


おれが話始めると
ピクッと一瞬体を強ばらせた


『……うっ……うん』

あいかわはずこっちに顔は向けないでいるけど

『……その……』


生まれてから一度も告白なんてしたことがない…

いつも気持ちを伝えてくれた子達はみんな
こんな気持ちだったのかな

『……なんか……こういうの始めてで

……うまく伝わらないかもしれないけど…
っ…俺は結奈の気持ちに……答えたい……』


結奈はゆっくりと顔をこっちに向ける


『……あの日な……
俺のために怒って、俺のために泣いてくれたこと……

ほんとに嬉しかった……

だから……結奈が俺で良いなら、、





俺と……付き…合ってくれる?』


俺がそういいきったのが先だったのか
結奈の瞳から涙が流れ落ちたのが先だったのかは
分からない


『ひな…たは……わたしでいっ……いの?』

『うん』


『すぐ…泣くよ?』

『そんなのわかってる。』


『…たくさん迷惑…かける…かも』

『そんなの気にしなくて良い』


『……日向のほうが頭良いし』

『……』

『みんなみたいにかわいくないし……』

『……』

『日向に似合わないって言われるかも……しれな……‼』