『……やっぱ。いろいろあったし、、
ほんとに大事な存在だから………だから、俺じゃダメだと思う』
……やっときづいたから。
結奈が好きだから、だからこそちゃんと好きな人を見つけてほしい。
おれだと、また泣かせるだろうから。
『泣かせるかもとか?』
『え…』
『声に出てた(笑)
…たしかに、おまえはどこか鈍感なところあるし、強がりなところがあるから、
あれだけ素直な結奈のこと、きっと泣かせるだろうな。
…けどさ、このまえ、お前の事思って泣きながら怒ってたすがたから思ったんだけど、
あのこ、ほんとにおまえのこと好きなんだと思う。
いや、それ以上かもな…
ただの好きじゃ言いあらわせない存在なんだよ。
それにおまえなら、泣かせることあってもそれ以上に笑わせてあげられるんじゃない?
ずっと泣かさずにいるなんてだれにも無理だと思うぞ?』
『…おれにできるとおもう?』
『なーに弱気になってんだよ!
そんなんだったら凪葉にわらわれんぞ?
大丈夫だろ!ちゃんと、答えてやれよ!』
なんか、理來の話聞いたら
にげないようにしようって、あらためておもった。
伝えられるかな
病室をでて、帰りながら、そうおもった。
理來。ほんと、ありがとう
