『あいかわらずけんちゃんは元気いいよな(笑)』
結羽くんがわらいながら
そう言ってきた
『ほんとだね
でも、それがけんちゃんのいいところだけどね』
美妃ちゃんも結羽くんの
後ろからひょいっと顔を出した
その時
ガラッ
『… 』
さっきまでの顔つきとは違って
真剣な顔をして
けんちゃんが教室のドアをあけた
『なになに?けんちゃんどうしたの?』
結羽くんが話しかける
『あ、いや。
それよりもだ
日向くん?^^*
一時間目が終わり次第
一人で職員室にくるように』
ガラッ
……な、なんかいつもと違う!!!!
『日向?なんかしたんじゃないの?』
美妃ちゃんもさすがにこの空気を察したのか
心配そうにきいている
『え、いや』
いつもとは違って
はっきりとしない返事
…なんだろ
この声を聞いてると
なぜかふあんになる
