吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜




「お父様、あの……?」



「…あら、あなたの魔力に耐えられなかったんでしょうね」



…お父様が私の魔力で気絶した?




その事実に驚きを隠せないでいると…




「 それで質問は何かしら?
わたくしが代わりに答えますわよ」




私の話を覚えていてくれていたのか、
ローズ先生が聞いてきてくれた




お父様が知っていて、ローズ先生が
知らないことはないと思うから…




思いきって質問してみることにした




「この学園の生徒の中に、混血種の吸血鬼がいることはご存知ですか?」