吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜





場所を移動して今はホールにいる




「ここは儀式や学園行事に行われる時に使うホールなのですけれど
少し大掛かりな魔法を使うときにも
便利ですのよ」




「…そうなんですか」




「魅音、少し離れていなさい」




お父様に言われるがまま、
私はローズ先生から離れる



ローズ先生は、何やらぶつぶつと小声で唱えはじめ…




その瞬間に、ホールの空気が変わった