お父様に信頼して貰えるのはとても光栄なこと、
それでもやはり私にも譲れないものがある


「確かに、お父様の仰ることは一理あります。
ですが...この件につきまして、学園が絡むようでしたら私は一切関わらないと宣言致します。」



人間が大勢いる空間...しかも昼間から外で生活しなくてはいけないなんて耐えられない。



理由は至って単純、私が吸血鬼だから。



私にとって人間とは守るべき対象であり、それ以上でもそれ以下でもない。



昔からの人間と吸血鬼の関係を知っているから、深く関わりたくないのだ。



学園生活を共にするとなれば、嫌でも人間と関わりを持たなくてはならない.....絶対無理。




「なっ...お前、それでも誇り高い純血種なのか!!?」