「お嬢様、その血……」 服には大量の返り血がついてるから、とても生臭く理恵に心配そうな瞳で見つめられている 私の血だと勘違いしているのだろうか、そんなことあるわけないのに 今日はいつも以上に吸血鬼狩りをしてしまったから、驚かれるのも無理はない 「…吸血鬼の返り血。私は怪我してないから安心して」 にっこりと作り笑い、理恵には見抜かれてしまうけど...それ以上に心配かけたくなかった